乳歯の大切さを知っていますか? 〜永久歯のための大事な役割〜

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乳歯の大切さを知っていますか? 〜永久歯のための大事な役割〜

歯科治療について

2025/10/23


乳歯の大切さを知っていますか?〜永久歯のための大事な役割〜


はじめに

「乳歯はどうせ抜けるから、虫歯になっても大丈夫」
そんなふうに思ったことはありませんか?
実は、乳歯は子どもの成長や健康に大きな役割を持っています。乳歯を大切にすることが、将来の永久歯や全身の健康につながります。

今日は、乳歯が果たす大切な役割と、親御さんが気をつけたいポイントをわかりやすくご紹介します。



1. 乳歯の役割とは?

乳歯は、全部で20本。生後6か月ごろから生え始め、2歳半〜3歳ごろに生えそろいます。
奥の乳歯は12歳頃まで残るので、10年以上にわたってお口の中で、機能し噛む力を支えてくれます。
見た目が小さく、いつか自然に抜けてしまう乳歯ですが、とても大切な役割がたくさんあります!

(1) 食べ物を噛む
しっかり噛むことで栄養を吸収しやすくなり、体の発達を助けます。噛む回数が増えることで顎の成長にもつながります。

(2) 発音を助ける
「さ」「た」「な」などの発音は、歯の位置がとても重要です。乳歯があることで正しく舌や唇を使い、きれいな発音を学ぶことができます。

(3) 永久歯の道しるべ
乳歯は、永久歯が正しい位置に生えてくるための「ガイド」の役割を果たします。
乳歯が虫歯で早く抜けてしまうと、横の歯が倒れて永久歯のスペースがなくなってしまって、歯並びが悪くなる原因になることもあります。



2. 乳歯の虫歯を放置するとどうなる?

「どうせ抜ける歯だから…」と虫歯などを放置すると、実は大きなリスクがあります。  

(1) 永久歯に悪影響
乳歯の下には永久歯の芽(歯胚)が眠っています。乳歯が虫歯で膿んだり炎症を起こすと、その永久歯の芽にもダメージが及び、変色したり弱い歯になることがあります。

(2) 噛み合わせや歯並びの乱れ
虫歯で乳歯を早く失うと隙間が閉じてしまい、永久歯が斜めに生えてきたり、歯並びが悪くなることがあります。結果的に矯正が必要になることもあります。

(3) 痛みや食欲不振
乳歯の虫歯は進行が早く、あっという間に神経まで達する事があります。強い痛みで食事ができなくなったり、夜眠れないこともあります。
痛みを避けて噛むことにより、顎のバランスが悪くなり噛む力が弱くなったり、悪いお口の癖が残る時もあります。



3. 乳歯を守るためのポイント

乳歯を虫歯にせず健康に保つために、日常でできることをご紹介します。

(1) 食生活

・だらだら食べを避ける
・おやつは時間と回数を決める
・ジュースや甘い飲み物を控える
・食事はしっかり噛んで飲み込む

(2) 歯磨き習慣

・仕上げ磨きは10歳ごろまで
・夜の歯磨きは特に丁寧に
・フッ素入りの歯磨き粉を使う
・フロスを使う

(3) フッ素やシーラント

歯科医院での定期的なフッ素塗布や、奥歯の溝を守るシーラントは虫歯予防に効果的です。

(4) 定期検診

「痛くなってから」ではなく、3〜4か月ごとの定期検診で早めに虫歯、歯並びをチェックするのが安心です。



4. 歯医者さんを好きになる工夫

虫歯を予防するには、歯科検診が大切です。
小さなころから歯科医院に慣れておくと、「歯医者は怖くない」と感じやすくなります。

・痛くないうちに来院する
・短時間で終わる検診からスタートする
・「ご褒美」を小さく用意する              
    ↓
当院は治療や検診終了後にガチャガチャを用意しています!お子様の頑張りのご褒美に是非ご一緒に楽しんで下さい!
歯医者さんをポジティブに体験することが、将来歯科医院を嫌がらず受診することができ、結果歯の健康につながります。



まとめ

乳歯は「一時的な歯」ではなく、食べる・話す・噛み合わせをつくる・永久歯を導くといった大切な役割を持っています。
小さな歯を守ることが、子どもの一生の歯の健康を守ることにつながります。
中津浜デンタルクリニック・こども矯正歯科では、生後6ヶ月からのお子様の受診を推奨しています。
小さな時期から、歯科医院に慣れていただき、虫歯の検診だけではなく、セルフケアの方法、食育、お口まわりの習癖の改善、そして何よりお子様自身に歯の大切さを伝えていき、将来的に虫歯0と綺麗な歯並びを多くのお子様に届けれる様に、スタッフ一同サポートしていきます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
お子様の歯でお悩みなどございましたら、スタッフの方までご気軽にご相談下さい。

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